ナミナミ少女の日常

心の波が激しい女の子の日常。

自宅に帰る

今日は外出届を出していたけど用事がなくなってしまった。でもテリちゃんに会えないもやもやがしんどくて外にどこかに気晴らしに行こうと思った。でも所持金3500円だし何か買えるわけでもないし、繁華街行ったってねえ、、、とどこに行こうか考えていたら、ハッ!(゜ロ゜)うちへ帰ろう!と思い付いた。今度の木金に一時帰宅することになっていたが、急に泊まりで家に帰るのは怖い(入院してから一度も家に帰ったことがなかったため)という気持ちもあったから、ちょうどいいんじゃないかと思い。父親に電話したら帰ってもいいとのことなので帰ることにした。
久々の家で緊張するので、それともやもやが消えないので、頓服のアルプラゾラムをもらってそれを飲んで病院を出た。
最寄り駅について降りて商店街を歩いていると、私がいた三ヶ月前とは風景がかわっていた。店が潰れてパーキングになっていたり工事をしていたり、なんだか少し寂しくなった。
家についてインターホンを押したが反応なし。父親に電話するが反応なし。困った。とりあえずオートロックドアを通って家の前まで行ってもう一度インターホンを鳴らす。そしたらガチャリとドアが開き、、父親が出てきた。「ただいま。」「おかえり。」

家のなかが片付けられたことは知っていたが、見るとけっこう片付いていて、仏壇がリビングへ移動されていたし、私が畳に置いてあった荷物はいろんなところに分散されていて、私がひと目見たくらいではどこになにがあるのかわからなくなっていた。実は今日はお目当てのものがあった。アコースティックギターである。ギターを病院に置いておけば近くの公園で練習したり暇潰しになると思った。だが、父親に「病院に許可もらってるの?」「病人なんだから病人らしくしなさい」等言われてしまった。「じゃあ今から病院に電話して確認してみるよ」と電話してみたけど、「前例がないから、、なんとも言えません、、明日担当医に聞いてみてください」と言われてしまった。今日はギターは諦めることにした。でも、二番目のお目当てのサングラスは取ってこれたし、それだけでも満足。
それと久しぶりに家の雰囲気を感じてこれたから、少し緊張したけどよかった。
弁護士の話しはどうなったの?と、とても聞きづらかったけど聞いてみた。もうそろそろ終わりにしたいと弁護士に言われたらしい。つまり、私が入院を続けてもパトからはお金がもらえないってことらしい。「まだ訴えられなかっただけよかった。相手だけが悪い訳じゃないからね」と父親にこぼされたら、私はなにも言えなくて黙ってしまった。


帰りはあまり電車を待たずにスムーズに帰れた。芝公園の椅子に座っていまこれを書いた。